ギャンブル依存症とは、パチンコや麻雀などにのめり込むことで、日常生活や社会生活に支障をきたします。
ギャンブル依存症は、年齢や性別に限らずさまざまな人がなります。
ギャンブルと言う行為は依存状態を引き起こし、単なる気晴らしや枠を超え、自分の意思ではどうにもならない状態に進行してしまうのです。
今回は、あなたの家族の誰かがギャンブル依存症を疑う場合、どうすれば良いのか医療機関にある相談窓口、そして必要な治療費などについてお伝えしましょう。
一目で分かる!ギャンブル依存症チェックリスト内容
ギャンブル依存症を克服するには、ギャンブル依存症が病気であることを本人や家族で認識しなければなりません。
本人や家族がギャンブル依存症かも知れないと思った時には、
ギャンブル依存度チェックをすることをおすすめします。
自分が依存度の高いギャンブラーであるかということは、ギャンブル依存症のチェックリストで判断することができます。
リストのチエックの数が多ければ多いほど、病気である可能性が高くなって来ます。
■チェックリストは、10項目。
1)ギャンブルのことが頭から離れない
2)儲かる金額が大きくないと満足しない
3)ギャンブルをしなくなるとは考えられない
4)ギャンブルしたくてもできない時はイライラする
5)嫌な問題や気分が悪い時にギャンブルをしてしまう
6)ギャンブルで損した分は、ギャンブルで取り返そうとする
7)ギャンブルをしていたのに、家族にしていないと嘘をつく
8)ギャンブルのために約束を破ったり、予定をずらしたりする
9)ギャンブルに使うお金を工面するために違法行為をする
10)ギャンブルでお金をなくし、自分の収入以外のお金に手を出す
以上の質問事項で、ギャンブル度の深刻度をチエックしてみて下さい。
専門医(精神科)への相談が必要なのは、ギャンブル依存度が上記の項目の8割を超えた場合。
特に、項目10におけるギャンブルでお金をなくし、自分の収入以外のお金に手を出してしまう行為は、その人の人生も不幸にしてしまいます。
ギャンブル依存症を克服するためにかかる治療費はどのくらい?
ギャンブル依存症の治療には治療費が必要ですが、一体どれくらい治療費がかかるのでしょうか?
ギャンブル依存症の治療においては、幸いに健康保険が適用できます。
ギャンブルというジャンル柄、当然、保険外適応になるのかと思いがちです。
しかし、医療機関の治療では健康保険が適応され、1回につき3,000円くらいの治療費で済みます。
ただし、入院になった場合1ヶ月かかれば月10万円以上と、少し高額になって来ます。
入院するほどの重度になれば費用がかかるのは、仕方のないことかも知れませんね。
また、ギャンブル依存症の場合でも、健康保険が適応されない場合があります。
それは医療機関ではなく、支援施設に通う場合です。
支援施設のようなところでは、入所の場合でも通所で治療する場合でも、どちらも医療機関よりも高額になります。
ただ、そのような施設は、ギャンブル依存症をより専門的に扱っていることが多いです。
回復率も高く、高額な治療費を払ったとしてもそれだけの価値があると考えても良いでしょう。
まとめ
ギャンブル依存症は、WHOも病気として正式に認めている病気です。
実態として、パチンコ依存もギャンブル依存症に該当します。
ギャンブル依存症の治療には、医療機関(精神科)への入院や通院で症状が落ち着く可能性は高いです。
家族の誰かがギャンブル依存症を疑うようなら、まずは「医療機関の相談窓口」へ出向くことをおすすめします。
インターネット上でも相談できるサイトがありますから、「ギャンブル依存症 相談窓口」と検索しても良いでしょう。
もし、あなたの住む自治体に「依存症相談窓口」が開設されているようなら、そちらへ相談する方法もありますよ。
いずれにせよ、いち早く何らかの手を打つことが、本人やあなたなど家族を不幸から救う手立てです。
悩んでいないで、すぐに行動しましょう。