エアコンをつけると「ムッと臭いニオイがする・・・」、 こんなことあなたは経験したことがありますか?
しかも、フィルターをクリーニングしたにもかかわらず、納豆のようなニオイが吹き出し口から広がってしまう。
これらニオイの原因と言うのは、エアコン内部にカビが発生したために、一部が外に漏れ出してしまったことにあるんです。
1度カビが発生すると、フィルターをクリーニングしたくらいではニオイは取れません。
これを放っておくと不快なだけでなく、あなたの健康に悪影響を及ぼしたり、効率が低下して電気代が高くついたりするんですよ。
今回はエアコンの臭いニオイの対処法として、どうすれば解決するのか追ってみようと思います。
エアコンの臭いニオイを発生させないように普段から行うこと
フィルターを正しくまめに掃除する
冒頭で臭いニオイの原因は、エアコン内部で発生したカビにあると述べました。
特に夏場、冷房をかける際にカビは多く発生します。
これはエアコンが部屋の空気を吸い込んで、内部で熱交換することで冷やし、今度はそれを吐き出すメカニズムなっていることで起こるのです。
冷房する際は部屋の除湿も同時に行いますから、内部はどうしても湿気が溜まります。
溜まった湿気は水になり、ドレンホースを伝って家の外に排出されるのですが、一部は排出されず内部に残ってしまいます。
部屋の中の空気は意外と汚れており、人が出す汗や空気中のホコリ・汚れなんかも、掃除機のようにエアコンは吸い込んで行きます。
その汗やホコリ・汚れと内部の湿気が交じり合うことで、カビは発生すると言う訳です。
なので、それらが交じり合いにくくなるように、前面パネルの奥にフィルターを配して、そこでシャットアウトする役目をになっています。
ただ部屋の空気がクリーンでない以上、この汚れたちはどんどんフィルターに溜まって行くので、日頃から奇麗にしていないと少しずつ汚れは内部に入り込みます。
そんな理由から数週間に1度、少なくても1ヶ月に1度は、フィルタークリーニングをする必要があるのです。
ところがフィルター1つにしても、クリーニングの仕方を間違えると、フィルターそのものを痛めてしまいます。
ネット上でフィルターをクリーニングする方法を探すと、前面パネルを開いたら、まず毛バタキのようなものでフィルターのホコリを取りましょうと、書かれているものを目にします。
これは一見良さそうですが、実は大きな間違いです。
実際にあなたもやってみると分かりますが、そんなことをしたら折角キャッチしたホコリが、下に落ちてしまいますよ。
いくら柔らかい毛バタキでも、上手くホコリを取って吸着するなんて不可能ですからね。
なのでまずは、できるだけホコリを落とさないように、フィルターをエアコンから外しましょう。
そして屋外まで持って行き、毛バタキや荒神ボウキでササッとぬぐい取って下さい。
掃除機で吸い取るのが良いと掛かれたサイトもありますが、すぐに外へ出られないマンション住まいでもないのなら、これらを使って外でぬぐい取った方が手っ取り早いです。
で、ホコリを取ったまでは良いが、今度はフィルターそのものが黒ずんで汚れている場合があります。
これは「中性洗剤を含んだ柔らかい布で拭き取り、後はお風呂のシャワーで洗い流す」。
そんな記事も目にしますが、これも止めた方が良いでしょう。
なぜかと言うと、フィルターはデリケートな作りになっています。
これを洗剤を含んだ柔らかな布で拭いても、汚れは取れないです。
そこで汚れが取れないからとゴシゴシこすってしまうと、ベリッとフィルターは破れてしまいますよ。
一番良いのは、風呂場でホコリを除去したフィルターに、「アミライト」と言うスプレーを拭き掛けて5分ほどそのまま置いておくことです。
すると汚れが浮き上がるので、後はシャワーで流してしまいましょう。
汚れは奇麗に落ちて、フィルターは新品同様になりますよ。
その後、フィルターが完全に乾くまで日陰干しをします。
絶対に日なたで干してはいけません。
太陽熱でフィルターが変形してしまいます。
乾いたフィルターをエアコンにセットしたら、これで終了です。
エアコンを使い終わったら都度内部を乾燥させる
フィルターをまめに掃除するだけでは、カビの発生を防ぐことはできません。
カビの発生をできるだけ防ぐためには、エアコンを使用したその都度、内部を乾燥させることが大切です。
あなたのエアコンに冷房・除湿・暖房の他に送風モードがあったら、夏場、冷房のスイッチを切る際は、毎回送風モードに切り替えて1時間ほどタイマー運転して下さい。
これだけで、かなり内部の湿気を取り除くことができ、カビの発生を防げます。
もし送風モードがないのなら、冷房モードのまま最高温度にセットして、やはり1時間ほどタイマーで運転させましょう。
こうすれば送風モードにしたことと同じになり、カビの発生を抑えることができますよ。
なおエアコンの機種によっては運転を止めると、自動的にクリーンモードに切り替えられるモデルもあります。
これもカビ発生を防ぐのに効果的ですから、もしこの機能が付いたエアコンをお使いでしたら、積極的に使ってみましょう。
なお冬場に使う暖房運転では、湿気が内部に溜まることはないので、使用後に送風モードを使用する必要はありません。
エアコンの納豆臭いニオイを自分で除去する方法
前項で述べたように、まだ新しい奇麗な状態のエアコンなら、こまめにフィルターを掃除したり内部の除湿に努めていれば、簡単にカビ臭くなることはありません。
しかしこれらのメンテナンスを怠って、電源を入れるたびにカビ臭くなってしまったら、内部の熱交換器のクリーニングをする必要が出てきます。
その時に使うのが、ホームセンターでも手に入る「エアコン洗浄スプレー」です。
前面パネルを開けたらフィルターを外して、熱交換器に向けてシューッと洗剤を勢い良く吹き付ける、アレですね。
内部を奇麗にさせるのに使用方法はさして難しくなく、嫌なニオイの除去に効果的なのは確かです。
しかし必ず取扱説明書通りに進めないと、一発でエアコンを壊してしまうこともあるので、作業は慎重に行なわなければなりません。
例えば多数のフィンが並ぶ熱交換器へは、奥深く洗剤を噴射する必要がありますが、横に位置する電気回路には、絶対に液が掛からないように注意する必要があります。
そのためビニール等を使い、しっかり回路をマスキングすることが大切です。
もちろん作業中は、電源プラグを抜いておくことも忘れないように。
クリーニングが終わったら十分に内部を乾燥させた後、電源を入れることです。
内部が充分に乾かないまま電源を入れてしまっては、これでカビが発生する元になってしまいますからね。
もう1つ重要なのが、スプレー側にあらゆるエアコンに使用可能と書かれていても、エアコンの取説に “スプレー式洗剤は使用不可” と明記してあったら、洗浄作業はすべきではありません。
万が一エアコン洗浄スプレーを間違って使用し、エアコンが故障しても、メーカーは何の補償もしてくれないことを、肝に銘じて作業しないといけないのです。
ちなみに安易にニオイを消してしまおうと、”部屋の消臭に使うスプレー剤” を、エアコンに向けて噴射するなどしてはいけません。
実は私、過去に消臭スプレーを噴射し、エアコンをダメにした経験があるんです。
エアコンに向けてスプレーを噴射すると、それをエアコンが吸い込んでしまうため、一時的には臭いニオイはなくなります。
ところが1日も過ぎると効果はなくなり、また嫌なニオイが流れて来るんですね。
それどころか内部がベトベトになってしまい、余計に汚れが付くようになって、ニオイが二度と取れなくなってしまったのです。
そして結局最後は、新しい機種に買い替えるハメになってしまいました。
なので消臭スプレーを、絶対にエアコンに向けて噴射してはいけません。
では、エアコンの臭いニオイを自分で除去することに、怖くて自信がない場合はどうしたら良いのでしょうか?
そんな時はあきらめて、専門のエアコンクリーニング業者に依頼するのが、一番良いのかも知れません。
クリーニング業者に掃除を依頼すると相応に費用が掛かりますが、自分でやろうとして失敗して、エアコンを壊すよりはマシではないでしょうか。
エアコンクリーニングはどんな業者にまかせれば良いのか
ひとことでエアコンクリーニング業者と言っても、日本には多くの会社が存在し、それぞれ特徴があるのでなかなか選びにくいでしょうね。
しかしエアコンを所有している人なら、何度もクリーニングをお願いする機会もあることでしょう。
ならば安くてきちんと奇麗に掃除をしてくれる業者が、選ぶ最大の条件になるはずです。
さらに24時間ネット予約が可能なことと、ネットにうとい人でも簡単に予約が可能な、フリーダイアルでの受付けが用意されていることも重要でしょう。
それともう1つ大事なのは、事前に見積りができて請求金額が分かることです。
エアコンクリーニングに掛かる手間は、依頼するお宅のエアコンの機種や設置されている場所で変わって来ます。
それにより見積り金額は変わって来るし、作業員が出向く地域によっても違いが出ることでしょう。
なので前もって費用を明らかにしてもらえることは、後からトラブルを防ぐ点でも必須の条件ですよね?
そうやって考えると、これらを満たす幾つかの優秀な業者がピックアップできますが、その中で、こちらの会社を選んでみても良いかも知れません。
それは、株式会社DICが展開する「ハートクリーニング」です。
価格が安いだけでなく、出張する地域によっては、出張費を0円にしてもらえるのです。
該当する地域は、東京・埼玉・千葉・神奈川・岐阜・愛知・京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良の、1都2府8県に渡ります。
それと作業は下請け業者が行うのではなく、全て自社の社員が行うので、作業時に損害が出た場合の責任転嫁をしないことも良いところ。
分からない事項は、自社オペレーターに相談できるのも安心事項です。
それでは、実際の作業はどのようにするのか、その様子を撮影した動画がありますので、こちら▼をご覧下さい。
リスクは抱えるものの、自分の手でクリーニングするのも悪くはないと思います。
しかしながら、業者に任せて安心を買うのも、1つの臭いニオイを除去する対処法と言えるのではないでしょうか。