ついにウチの猫が避妊手術を受けました。その後の効果とは?

 

今、我が家では猫を飼っています。

生後9ヶ月くらいのメス猫です。

“くらい” と述べたのは、保護猫なので正確な誕生日が分からないからなんです。

 

保護したのは、昨年(2021年)8月下旬の朝。

その日は、私と家内がコロナウィルスのワクチン接種を受ける日でした。

 

一緒に出掛けようと玄関を開けると、何やら家の前の側溝あたりで、近所の小学生が数人騒いでいます。

私が「どうしたの?」と聞くと、女の子に「奥に猫がいるからおじさん助けて!」と言われたんですね。

 

フタをした側溝の奥を見ると、白っぽい子猫が泣き叫ぶ姿が・・・。

これが、数日後に我が家の愛猫となったチャミとの出会いです。

 

あれから7ヶ月ほど経過、チャミは自宅近くの動物病院で避妊手術を受けることになりました。

今回はウチの猫が避妊手術を受けたいきさつや、その後の効果に付いてお話しようと思います。




 

猫の夜啼きで家族が皆ストレスに

 

 

我が家の玄関前に捨てられていたメスの子猫は、身体が小さかったものの特に痩せている様子はなく、腹だけ空かした状態でした。

見た限り、捨てられてから町内をさまよっていたのではなく、昨晩あたりに我が家の周辺で捨てられたようです。

 

確かに白い身体は薄汚れた感じはないし、昨夜のうちにこの周辺で捨てられたのは間違いなさそうです。

子供たちの話によると、早朝4時頃から側溝で啼いていたんだとか。

ま、とにかく近所の人が知っている猫ではなかったし、迷い猫かも知れないと思ったので、取りあえず我が家でしばらく面倒を見ることにしました。

 

 

一週間後、病院で健康体であるかチェックして、生後1ヶ月くらいだろうと獣医の話を聞き、そしてウチの正式の飼い猫になったのです。

すでにトイレのしつけもなされており、家の中では粗相もしないし、人懐こくて飼いにくさはありません。

彼女を “チャミ” と名付けたのは、白色ベースの身体に茶色の両耳が印象的だったので、”茶耳” ⇒ チャミとなったのです。

 

 

チャミは元気に育ち、認知症の母親の癒しにもなったのでやれやれでしたが、年末から夜中にソワソワ・ガーガーとうるさい存在に。

そして、昼夜構わずしきりに外へ出たがりもします。

これはきっと盛りが来たんだろうと思い、数日後、動物病院へ避妊手術の相談に連れて行きました。

 

しかし、「手術するにはまだ身体が発達していないので、もう少し様子を見た方が良い」との診断でした。

数えてみると、この時点では生まれてまだ5ヶ月ほどです。

 

 

獣医の先生の話では生後7ヶ月以上で、体重が2.5㎏をクリアするのが手術の条件だったんですね。

と言うことでそれから2週間もの間、断続的にチャミの夜啼きに悩まされ、家族は皆眠れずストレスで半分ノイローゼになってしまったのでした。

 

猫の夜啼きを鎮める効果のある音楽を試した

 

 

いくら小さな命を救うためだったとは言え、飼い主がノイローゼになっては大変です。

私はネットで、チャミを何とか落ち着かせる方法を探しました。

 

するとYouTubeで、”猫を落ち着かせる猫のための音楽【CATS MUSIC BGM 2021】” を発見。

コピーして、小さな音にしてスピーカーで就寝時に聞かせてみたんです。

 


協力 #RustigeMuziek-癒しの音楽さん

 

そうしたら、予想以上に効果があることが分かりました。

この音楽の説明では、「猫を落ち着かせ1分もかからずに眠るのに役立ちます」と書かれています。

実際に聞かせてみると、1分で大人しくなることはないものの、5分ほどで啼き止むようになったではありませんか!

 

曲の長さは約1時間20分あり、この間は静かになるのは確かです。

ただし曲が終了してしまうと、また啼き始めてしまうんですね。

 

夜啼きは一晩中続くこともありますから、場合によっては、朝が来るまで流し続ける必要があります。

そうして【CAT MUSIC BGM】を断続的に聞かせ続けながら、推定生後7ヶ月を過ぎようとした3月初め、「そろそろもう手術ができるのでは?」と再度病院を訪れてみました。

 

たぶん体重が2.5㎏に到達したのではないかと、望みを託して。

病院で体重計にチャミを載せたところ、残念ながら2.3㎏と200g足りませんでした。

 

 

しかし獣医の先生の判断で、手術を行うことが決定。

正直、小さな身体で体力が持つだろうかと心配になりましたが、もう後へは引けません。

数日後、手術は決行されました。

 

猫の避妊手術後の様子とその効果

 

 

チャミの避妊手術は1泊2日の日程で進みました。

オス猫の去勢手術の場合は、基本タマタマを摘出するだけなのでメスと比べ傷口が小さく、日帰りで済むこともあるそうです。

ウチの猫の場合は子宮と卵巣を取ってしまったので、さすがに退院直後は元気がなく、か細い声で啼くばかりでした。

 

 

掛かった費用は、基本的な手術代と出血が多かったので止血代、そして3日分の抗生物質の薬代で34.100円でした。

ちなみに近頃はペット保険が話題ですが、去勢・避妊手術は健康体に行うものなので、保険は適応されません。

 

一式全てが実費となります。

後日、傷口の抜糸を行いますが、これは別途に1.320円掛かりました。

 

この手術には望まない妊娠を避けるため、保護猫であることを条件に、補助金を支給する自治体の制度があります。

ただしノラ猫の去勢・避妊手術済みを確かめるため、私の地元では耳に切り欠きを入れることになっています。

 

これは保護猫でも、同じ処理がなされます。

手術を施された猫の耳は桜の葉の形に似ていることで、サクラ猫と呼ばれるそうですね。

 


サクラ猫の例

 

私はいくらチャミが保護猫であっても、顔に傷を付けるのは可哀そうに思い、補助金をもらうことは諦めました。

補助金は、私の住む市では8.000円となっています。

 

さて避妊手術を施した愛猫のチャミですが、帰宅後は元気がないだけでなく体力もなくなっており、今まで簡単にできた階段の駆け上りができません。

階段が登れない彼女の情けない顔を見て、私は申し訳ない気持ちで悲しくなりました。

 

 

しかも傷口を舐めないよう、首にはエリザベスカラーを着けています。

言葉が通じないにもかかわらず、「ゴメンなゴメンな」と謝るばかりでした。

 

幸い2日も経つとカラーを着けながらも、何とか1階から2階へ登れるほどに体力は回復、エサも以前以上に食べられるようになりました。

それでも、何よりも手術後の変化と言うか効果があったのは、夜啼きがピタッと止んだことです。

 

体調がまだ完全でないこともあり、あまり外へ出たがろうともしません。

ただ私たち家族は、夜、安心して寝られるようになり、それはホッとしましたよ。

 

それからメリットとして獣医の先生によれば、卵巣や子宮を摘出したことにより性欲が抑えられ、ノラ猫との接触減少で感染症にかかりにくくなると言います。

また乳腺腫瘍(いわゆる乳ガン)にかかるリスクも下がるため、長生きする可能性も高まるんだそう。

 

現代の猫は、身体を清潔にしエサは基本的にキャットフードのみ。

そして年1回のワクチン接種を受け続ければ、20年近く生きるとも言われました。

まあ、実際20年も生きたら私の体力も持たなくなるので、そこまでは望みませんが、天命を全うするまで私たちを癒し続けてほしいと願うばかりです。

 

 

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