世の中の女性が、社会で活躍している今日この頃。
それに伴って、未婚女性の割合も増えて来ています。
また、仕事が楽しくてキャリアを捨てたくないから一生結婚せずに独身を貫くと、
すでに心に決めた方もいらっしゃいますよね。
一生独身でいること自体、別に悪いことではありません。
それこそ、自分で決めたのなら、周りがとやかく言おうが気にする必要もありません。
今はまだまだ働いているので、何も問題はないかも知れません。
ただ、自分が年を取って仕事を退職した老後のことも今のうちから考えておきましょう。
恐らく、年金だけでは生活できないでしょうから、貯金を切り崩さなくてはならないのではないでしょうか?
体を壊して病院通いで出費がかさむかも知れませんし、認知症等によって自分で物事を決めることが難しくなる可能性もあります。
もしも認知症になったら成年後見制度等を利用しても良いですが、お金については不安が尽きませんよね?
そんな貴女(あなた)にこそ、今回の記事を見ていただきたいと思います。
どのくらいいるの?一生独身者の割合とは・・・
一生独身の人って、今はどのくらいいるのでしょうか。
厚労省管轄の国立社会保障・人口問題研究所が2018年に発表した数値になりますが、お伝えします。
男性の生涯未婚率は23.4%、女性は14.1%です。
男性は5人に1人・女性は10人に1人は、一生独身者ということになりますね。
これ、年々増加して行っているんです。
あなたはこれを多いと感じますか?それとも、少ないと感じますか?
年々独身の方が良いと言っている方が多くなっているのを知っているので、むしろ私は意外に少ないと感じました。
ですが、この統計は基本的に、現在70歳以上の未婚の方を対象とした数値です。
独身の方が良いという若い世代がこのままを続ければ、この数値も必然と多くなっていくことでしょう。
生涯で必要な一生独身者の貯金額はいくら?
一生独身でも構わないけれど、いったいどのくらい貯金があれば安心なのか・・・。
これは、どうしても気になるものですよね。
簡潔に答えてしまうと、最低2100万円は貯金しておいた方が良いでしょう。
なぜこの数値が出るのかというと、60歳以降老後の生活費がおおよそ月15万円程だとします。
定年退職を60歳として65歳の年金を受け取るまでに、15万円×60ヶ月(5年)=900万円、まず必要ですよね?
そこから年金をだいたい10万円受け取ると仮定すると、1ヶ月に付き5万円ずつ貯金が減っていくことになります。
そこから女性と男性の平均寿命の間を取って、85歳くらいまで考えてみましょう。
年金を受け取り、足りない額を貯金から出すと、5万円×240ヶ月(20年)=1200万円になります。
年金を受け取るまでの900万円と、年金を受給して85歳まで生きるとした時の1200万円を足すとすると、合計2100万円になってしまうんです!
これは生活する上で最低必要な費用計算ですから、いただいた退職金も合わせ、せめてこの金額を貯金できるよう、今から考えていってほしいと思うんですね。
まとめ
年々、独身の方が身軽で良いという方が増えていますが、老後のことについては早いうちから考えておいた方が良いでしょう。
ただ、住まいが持ち家なのか、賃貸なのかでも計算は変わってきます。
場合によっては、もっと多くの貯金が必要になることも考えられるのです。
さらに、趣味娯楽費としてどのほどお金を使うかも含め、あなたが理想とする貯金額を計算し直す方が良いですね。
楽しい老後を目指して、頑張っていきましょうね!