最近はネット検索を、スマホやタブレットで行う人が増えていますね。
仕事で使う以外、パソコンに触れることは少なくなったかも知れません。
少なくなったとは言えパソコンを使う人の多くは、場所を取るデスクトップ型ではなく、ノート型を使うことでしょう。
そのノートパソコンを主に使う方にお聞きしますが、内蔵のバッテリーって高価なのに、すぐに寿命が来てしまうと感じませんか?
通常、正しく使えば2年ほど持つバッテリーですが、使い方によっては1年で寿命が来てしまいます。
どうにかして、もっとノートパソコンのバッテリーを長持ちさせられないものでしょうか?
その究極の方法は、普段はバッテリーを無しにして、ACアダプターだけで起動させることです。
今回は、ノートパソコンのバッテリーを少しでも寿命を伸ばす方法について、いくつもの方法を述べることにしましょう。
ノートパソコンのバッテリーは、本来寿命はどのくらい?
ノートパソコンのバッテリーの寿命は、前述のように通常だと約2年ほどです。
使い方によって、わずか1年でダメになったりしますが、逆に3年以上稼働させることも可能なんです。
■以前より、100%満タンになるまでの充電時間が短くなった
■普通に使っていても、使える時間が短くなったような気がする
■AC電源を抜いてしまえば、直ちに電力が切れてしまう
以上のような変化を感じるようになったら、バッテリーの寿命が近くなった可能性があります。
こんな場合には、パソコンにインストールされている、バッテリーユーティリティを起動して、現状を確認することができますよ。
もしあなたのパソコンに、このソフトが搭載されてなかったら、ネット上からフリーソフト「Yuryu’s Battery Information」をダウンロード、バッテリーの状態を確かめてみましょう。
無料でお金はかからないし、使い方も簡単です。
バッテリーの状態が分かったら、このソフトはもう必要ありません。
そのままにしていても不都合はありませんが、あってもメモリーを食うだけなので、削除してしまいましょう。
次に、まだ寿命が十分と分かったら、どうすればこのまま寿命を伸ばすことができるか、いくつかの方法をお伝えしたいと思います。
ノートパソコンのバッテリーの寿命を少しでも伸ばす方法
あなたが使っているパソコンのバッテリーは、リチウムイオンバッテリーでしょうか?
それとも、ニッケル水素バッテリーですか?
使っているバッテリーで、寿命を伸ばす方法も違うので、まず自分のパソコンを調べてみて下さい。
古いパソコンだと、ニッケル水素を使っている機種が多いですが、OSがWindows10のモデルなら、ほぼ全てリチウムイオンを使っていることでしょう。
もしもニッケル水素使用の機種なら、充電が完了した時点でAC電源のケーブルを外し、バッテリー駆動でパソコンを使うようにして下さい。
そして、できる限り容量が0近くになるまで、そのまま使い続けましょう。
本当なら完全に使い切るのが理想ですが、バッテリー切れを起こした時点で、データ保存が不可能になるので、少し電力を残しておきます。
なぜ、使い切った方が良いのかと言うと、ニッケル水素バッテリーは「メモリー効果」と呼ばれるものの影響を受けてしまうからです。
電力を残した時点で充電を繰り返すと、そこを0と判断してしまうので、次第にバッテリーの容量が少なくなって来ます。
ニッケル水素バッテリーは、充電は100%満充で大丈夫です。
今度は、リチウムイオンバッテリー使用の機種の場合ですが、これも電力があるうちはAC電源ケーブルを外し、バッテリーのみで稼働させて下さい。
これは、ニッケル水素バッテリーと一緒ですが、次にポイントは、ギリギリまでバッテリーを使い切ってしまわないこと。
だいたい20%から10%ほどの電力量になったら、充電を始めるようにしましょう。
そして、充電は80%で終えてしまうこと。
100%まで充電を行うと、寿命に悪影響を与えてしまうのです。
ここが大切です。
バッテリーユーティリティが搭載されたパソコンなら、80%充電の設定ができます。
私の経験では富士通の製品なら、間違いなくこのソフトが付いていますよ。
また、両方のバッテリーに共通して言えることは、パソコンを使わない時は電源ケーブルをつながないで、充電ができないよう放置しておくのがよろしいです。
そしてニッケル水素バッテリーは、できることなら、電力を全て使い切った状態で放置できれば理想ですね。
ノートパソコンは、普段からバッテリーを外して使うと経済的。
ちなみにあなたは、家ではノートパソコンをどんな状態で使っていますか?
恐らく基本は、バッテリーを本体に装着したまま、ACアダプターにつないで使っているのでは?
もし、究極にバッテリーの寿命を伸ばしたいと考えるなら、普段はバッテリーを外した状態にすることをおすすめします。
「え、バッテリーをつながなくても、パソコンって動くの?」
ハイ、ACアダプターで電源につなげば、ちゃんと稼働しますよ。
ただし、ここで注意です。
パソコン稼働中にケーブルを外してしまえば、直ちに画面が暗くなって、作業中のデータが全部消えてしまうので、十分気を付けて下さい。
バッテリーは野外など、電力を供給できない場所で使う時だけ装着するのです。
そうすることで、バッテリーの充電・放電の回数を、グッと減らすことができて長持ちします。
良く持って2年しか使えないバッテリーが、5年くらい使用することも可能になるんです。
大切に使えば、ノートパソコン本体は10年ほど使用できます。
なのでバッテリーでの駆動は、必要な時だけ使うことを心掛ければ、経済的なのは確か。
面倒くさいと思わずに、是非あなたも実行してはいかがでしょうか?