あなたのお子さんは、あなたの前で嘘をつくことはあるでしょうか?
子供の嘘で悩まされている親御さんは、実は意外にたくさんいらっしゃると推測されます。
今回は子供の嘘でも、特に中学生を中心とした、嘘の対処法やその心理について解説しましょう。
子供の嘘の失敗しない対処法あれこれ!
■叱ったり怒ることをやめる
中学の子供が嘘をつく理由の一つとして、親に怒られたくないと言う気持ちが挙げられます。
ですから、子供が何か失敗したり上手くいかなかった時も、すぐ叱ったり怒ったりしないのが良いでしょう。
失敗すると親に怒られるということが何度も続くと、子供は失敗したら責められると思い、自分を守るために嘘をつくようになってしまいます。
子供が失敗しても頭ごなしに叱ることをせずに、まずは冷静に事実を受けとめることが大切です。
そして、その後に失敗しないために、「次はどのようにしたら良いと思う?」と、子供自身に考えさせることも必要ですね。
失敗しても結果をしっかり受けとめ、未来に向かって考えることで次の行動につながり、前向きに物事を考えるようになります。
■子供の存在を認めてあげる
子供は、親が自分の存在を認めてくれないと感じると、恐怖心から自分を良く見せよう、そして大きく見せようとして嘘をつくことがあります。
こういう状態が続くと、子供は平気で嘘をつくようになります。
もちろん親は、子供の存在を常に認めてはいますが、子供を叱ることがあまりに多いと、「良い子じゃないと存在価値がない」と捉えて、子供は本能的に良い子になろうと嘘をつくのです。
もし、親から認められ愛されていると実感できれば、子供は自然に嘘をつくことがなくなりますよ。
子供の嘘でわかるその心理2つ
子供が嘘をつく理由を理解すること、つまり嘘をつく子供の心理状態を理解することは、子供の嘘をなくす近道となります。
それでは嘘をつく子供の心理状態とは、一体どのようなものなのでしょうか?
ここでは、子供が嘘をつく心理を二つご紹介したいと思います。
■子供が嘘をつく心理その1「怒られたくない」
例えばあなたは、普段からちょっとしたことでも、子供をきつく叱ったり怒ったりしていませんか?
子供の心が萎縮するほど過剰に叱ったり、失敗して上手くいかない時に厳しく怒ると、子供は自分が攻撃されていると捉え、自分を守ろうとして嘘をつくようになります。
失敗したことや上手くいなかったことがあった際に、「本当のことをいえば怒られる」という心理が働き、自分を守るために嘘をつくようになるのです。
ですから必要以上に、子供を叱るのは避けるようにしましょう。
■子供が嘘をつく心理その2「自分を良く見せたい」
子供でも人は何か行動した際に、他人からその努力を認められたい、と言う欲求があります。
特に中学生であれば、親から認めてほしいという思いが強くなるはずです。
この思いがさらに強くなると「虚栄心」に変わり、自分をもっと良く見せたい・大きく見せたい心理で、平気で嘘をつくようになります。
子供にはいつもありのままの姿を、認めてあげることが大切なのですね。
まとめ
中学生の子供が嘘をつくのが癖になっている場合、少し時間がかかるかも知れませんが、根気強く接し子供が嘘をつかないようにしましょう。
子供が嘘をついた時は、くれぐれも人格を否定するようなことは言わずに、何があってもあなたは価値ある存在だよと伝えることがとても大切です。
そうすれば子供は、自信を持って人生を積極的に歩んでいけるようになりますよ。