夜中に突然足がつって、飛び起きる。
あなたも、1度は経験したことがあるのではないのでしょうか?
運動中に、つってしまうことも多いですよね。
足がつってしまう原因には、以下の事項が挙げられます。
・疲労(使い過ぎ)オーバーワークによる筋疲労
・脱水状態(多量の発汗や下痢など)
・カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラル不足(偏った食事や多量の発汗)
・筋肉への血流低下
・糖尿病、脊髄損傷、バセドウ病など疾患によるもの
・妊娠によるもの
運動時に汗を書いたりして、カルシウムやナトリウムなどのミネラルや体内の水分が急速に消費され、そのまま運動を続けるとやがて筋肉疲労を起こし、足がつりやすくなる訳ですね。
では睡眠時の足のつる症状はなぜ起こるのでしょうか?
今回は足がつる原因と、その対策法たるスポーツに付いて語ろうと思います。
頻繁に足がつるのは病気の前兆!?それを見逃さないための要注意4項目
実は睡眠中に足がつる症状は、運動をしている方にも、運動をしていない方にも起こるんです。
その背景には、加齢にともなう足の筋肉量の減少や、動脈硬化による血行不良などが原因であると考えられます。
足の筋肉は伸縮することで、ポンプのように血液を循環させる働きを持っています。
しかし、定期的な運動をしていないと、筋肉量はどんどん低下して行くんです。
20歳代を100とした場合、30歳代、40歳代・・・と進むにつれ、目安として約10%ずつ低下すると言われています。
足の筋肉量が減少すると、下半身の血液の流れが低下し、ミネラルやビタミンなどの栄養の補給も上手くできず、運動をしていなくても日常活動による筋肉疲労が蓄積しやすくなります。
その結果、足がつりやすくなってしまうのですね。
足がつる症状の対策として、適度の「スクワット」をすると効果的ですよ。
足の筋肉量を維持するだけではなく、足の血流を良くして疲労回復にもつながります。
両足を肩幅程度に開いて立ち、両手を前に伸ばし、ゆっくり膝の曲げ伸ばしをします。
ただし、疲れが残ると逆効果なので、一度にやりすぎないようにしましょう。
とは言え、上記のような対策をしても頻繁に足がつる人は、糖尿病・脊髄損傷・バセドウ病・腎疾患など、重大な病気の前兆かも知れません。
足がつるのと同時に、このような症状が表れたら要注意です。
① のどが渇く
② 手足がしびれる
③ 腰痛
④ 足に血管が浮き出ている
これら4つの症状が同時に表れた場合は、命に関わる可能性もあるので、 医療機関での受診を視野に入れて下さい。
足がつるのは結局何の病気?病院は何科に行けば良いの?
足がつる症状の多くは一過性のもので、治療の必要は特にないことがほとんどです。
ただし、くれぐれも判断は慎重に。
前項のように頻繁に足がつる症状を繰り返すようなら、重大な病気の可能性もあるので、医療機関での受診をすべきでしょう。
そこで何科を受診すれば良いかと言えば、「整形外科」「神経内科」「内科」のいずれかになりますね。
内科的の病気で足がつる原因となるものには、主に糖尿病・肝臓病・腎不全などがあげられますが、これらの病気では代謝異常が起きるため、足がつりやすくなります。
生活習慣病絡みの疾病の場合は特に、足つり症状以前に他の体調不良の症状や、自覚症状を合わせて感じていることが考えられます。
そもそも生活習慣の乱れや、アンバランスに少しでも思い当たるフシがあるならば、内科や神経内科受診の際に「生活習慣の見直しをするように」と、指導される訳ですね。
既に指導を受けた経験のある方には、足がつる症状が散見されているかも知れません。
しかし、受診しただけでは症状は良くなりませんから、受診と併せて自ら率先して毎日の生活習慣を、少し厳しい目で見直すことをおすすめしたいと思います。
外科的な病気(症状)で考えられるのは、変形性腰椎症・椎間板ヘルニア・下肢静脈瘤などがあります。
足がつる症状に加えて、腰の周辺・臀部・足の全体または、一部に痛みや痺れの自覚症状がある時は、整形外科を受診するのが良いでしょう。
まとめ
■足がつる原因には、疲労脱水状態・ミネラル不足・筋肉への血流低下、また妊娠によるものが挙げられる。
■対策法スポーツとして、適度のスクワットをすると良い。
■対策をしても頻繁に足がつる人は、糖尿病・脊髄損傷・バセドウ病・腎疾患などの重大な病気の可能性がある。
■足がつる症状が頻繁に起こる場合、「整形外科」「神経内科」「内科」を受診すると良い。
足がつると言う症状には、重大な病気の可能性もあると考えると怖いですよね。
普段から適度な運動やミネラルの補給など、生活習慣にも気を付けたいものです。