あなたが今、この記事にたどり着いたのは、何がしか失敗して、後悔しているからだろうと思います。
後悔と言う言葉はとてもネガティブな言葉で、後悔している間は、人間的に成長することはありません。
しかし、後悔しても失敗したことを反省すれば、次の機会に成長しようと誓うんですよね。
とは言え、後悔してばかりでは、その内へこたれてしまい、再起することを止めてしまうでしょう。
今回は、どうやったら後悔しない人生を歩むことができるのか、考えてみようと思います。
人生と言うものは、皆、後悔の連続ばかりなのか?
普通、人は毎日何らかの目標を立て、それを基にして行動していると思います。
ところが中には、朝起きてから何も考えずに、その時その時にぶち当たったことに対応して、それで行動を起こしている人もいます。
後悔することはなく、淡々と毎日を過ごしています。
そんな人って、ある意味シアワセな人ですよね。
だって気の向くままに、特に深く考えることもせず過ごしても、メシを食べて行けるんですから、私から見ればシアワセこの上ない人生と思う訳です。
きっと親か誰かの遺産を相続して、お金の使い道に不自由がないのでしょう。
しかし、何も後悔のない人生と言うのは、ものを消費するばかりで、何も世の中に良いことを産むことがありません。
それこそ死ぬ間際に「自分の人生ってこれで良かったのだろうか?」と、死ぬほど後悔することでしょう。
だったら、日々の行動に少しは悔いを感じ反省して、それを新しい明日に生かす人生の方がマシだと思いませんか?
つまり、全然悔いのない人生を送るより、ある程度後悔しながらも自分を省みる人生の方が、充実感を覚えるのではないでしょうか。
充実感を覚えると言うのは、例えばあなたが誰かの役に立って感謝され、その結果、収入を得たりすることです。
何も充実感を覚えることなしに死ぬのって、こんな空しいことはないでしょう。
だから、全く後悔しないよりは少しは後悔した方が良いと、私は思っています。
でも、でもです。
いつも何か行動を起こすたび後悔の連続では、やっぱり気が持たないですよね。
後悔の回数もほどほどにしたいものです。
ちなみにですが、あなたの後悔の根拠は、一体どこから来るのでしょう?
仕事そのものに関することでしょうか?
収入に関することでしょうか?
それとも恋愛や結婚に関すること?
どんなことにせよ、まともに生きて来た人なら、誰でも後悔のない人生などありえません。
そもそも私だって、今まで就いた仕事には、後悔の連続だったんですからね。
もっと自分に合った、収入の伴う仕事があったに違いないと・・・。
どうして、自分の能力に基づいた仕事を追求しなかったのだろうと、時々考えてしまっていたんです。
そこで最近は、こう考えるようにしています。
どう後悔したって、今更、人生をリセットさせることなんて不可能だ。
別の道を歩んだところで、結局は、今いるこの立場にたどり着くんじゃないかって。
だったらほんの少しだけ、自分の理想に近づける道へ進む方法を考え、これからは行動を起こすべきじゃないだろうかと。
ここで、少しあなたも考えてみて下さい。
後悔も反省も、どちらも過去を顧みることに違いはありません。
ところが後悔は、あくまで過去を悔やんでいるだけで、得るものはありません。
対して反省は、まずは悔やむことをしても、今後悔やまないためには、どうすれば良いか考えますよね?
つまり、反省には未来がある訳です。
悔やむことそのものは悪いことではありませんが、いつまでも悔やんでばかりでは、時間を浪費するだけです。
悔やんだら同時に反省して、気持ちだけでも前向きになるべきでしょう。
そうすれば、きっと何らかの変化があなたにもたらされます。
自分の考えで行動してきたあなたも、どの道を選択したところで、きっと今いる立場にそれほど違いはないはず。
人生いくら努力したところで、できないものはできないのです。
例えばノーベル賞を受賞した人は、自らの努力のたまもので受賞できたと、周りの人達は称賛しますが、それは違うと思います。
受賞した人の置かれた環境、そこにいた多くの人々の協力、そしてもって生まれた “運”、これらが融合して最後に賞がもらえたのでしょう。
どんなに努力して周りの協力があっても、その後に “運” がバックアップしてくれないなら、ノーベル賞など手にすることはできません。
その代表的な方が日本人で言えば、村上春樹氏ではないでしょうか。
人生、自分のできる範囲で行動を起こすべき
あなたが今、どんな立場にあろうと、それを素直に受けるしか生きる術はありません。
過去にあらゆる道に進もうと、どんな行動に出たとしても、大なり小なりあなたが今いる立場は、そんなに違いはなかっただろうと思います。
良く人間は、努力さえすれば無限の力を発揮できるなんて言いますが、それは半分ウソではないでしょうか。
無限の力を発揮するには、大勢の人達の協力が必要ですからね。
ですから、あなた一人だけがもがいたところで、あなたの理想を達成するなんて夢。
不可能です。
なので、一人いつまでも後悔するのはやめましょう。
それよりも反省して、手の届きそうな理想を求めてはいかがでしょうか?
しかも、その理想を苦しみながら求めるのではなく、楽しみながら求めるのです。
そのために、他の人に救いを求めても、何ら問題はないと思いますよ。
少しくらい人に頼って負担を掛けたって大丈夫です。
負担を掛けたってあなたを助けてくれる人は、何らかのメリットが自分にもあるから、助けてくれるんですから。
いつまでも後悔し続けていないで、自分の置かれた立場・能力・運を考慮しながら、この先の道を進みましょう。
いつまでもクヨクヨしていては、あっという間に人生を終えてしまいますよ。
まとめ:後悔しない生き方を名言から学ぼう
さて、今回私が伝えたかったことを、少しでもお分かりいただけたでしょうか。
自分の過去を後悔するばかりではダメで、後悔を反省に変えることです。
そして、自分の置かれている立場や能力、そして自分の持つ運を考えて、達成できそうな範囲で今後の進むべき道を選択して下さい。
自分の持てる力が足りない分は、他人の力を借りて進んで行きましょう。
それが、少しでも後悔のない人生を送る秘訣だと、私は思うのです。
そうしないと本当に、人生はあっと言う間に終わってしまいますよ。
ここで権威ある、あなたもご存知の有名人の名言を紹介したいと思います。
56歳の短い生涯を過ごした、アップル社創業者のスティーブ・ジョブズです。
「 Stay hungry Stay foolish 」
彼はいばらの道を歩みながら、Macコンピューターで有名な会社を、世界有数の企業に育てました。
ところが48歳の時にすい臓ガンに掛かり、治療を勧められたものの化学治療を拒否して、完治不能な状態に陥ってしまいました。
それが彼の最大の後悔になった訳ですが、それでもめげることなく、人生を全うします。
そこで彼はいくつもの場所で講演をし、”人生は無限ではない。いつも自分は明日死ぬかもしれないと危機感を持って、一日一日を大切に生きなさい” と語りました。
まさにそうですよね。
やればできると自分の運を過信して、結局できなかったことを悔やむんじゃなく、やればできそうなことに限定して、困難な時は誰かの助けをこびながら、この先の道を歩むことが大切です。
自分の望む理想が叶わないからと言って、悔やみ続けるのはやめましょう。
やるだけやったらその結果が不出来でも、いつまでも悔やまない。
できなかったことはなるべく早く忘れて、できたことを勲章に、最後まで人生を全うできたら◎と、心に決めておこうではありませんか!