国連が発表した2018年版「幸福度国際比較ランキング」によると、我が国日本は165ヶ国中で前年の51位から54位に後退し、先進国の中では最下位という残念な結果になりました。
国連が実施しているこのランキングは、各国で毎年1000人程度に「今の幸せは10点満点中何点か?」を、電話やインタビューで調査した結果が元になっています。
さらに国ごとの過去3年の平均値、そして人口当たりのGDPや、健康寿命の数値も評価対象としています。
ちなみに1位に輝いたのはフィンランドでした。
自然が溢れ教育費や医療費が無料の同国は治安も良く、フィンランド大使館のある職員は、幸福度1位の原因を「1つあげるなら自然だと思う」
続けて、
「冬はオーロラが見られ、夏は色んな島に行ったりサウナを楽しんだり、泳いだりということも楽しめる」
と、フィンランドの魅力を語っています。
ところで世界ではなく、日本における各都道府県ごとの幸福度はどのようになっているのでしょうか。
そこで今回は、日本国内における幸福度ランキング、そしてその調査方法について見て行きたいと思います。
幸福度を調査してみた!あなたの都道府県は何位?
ある企業による2018年度の日本国内の、幸福度ランキングベスト5は以下の通りです。
1位:福井県
2位:東京都
3位:長野県
4位:石川県
5位:富山県
ちなみに、福井県は2014年より3回連続の首位となり、上位の都道府県は安定して毎年ランクインを続け、特に北陸地方の評価の高さが目立つ結果となっています。
また、14位から6位にランクアップした山梨県、22位から10位と大躍進した山形県や、23位から13位となった三重県があります。
そのポイントを「健康」と「文化」の伸びにあると指摘しています。
このランキングを見てみると、単純に北陸に住むことが幸せになることと思いがちですが、決してそうとは言い切れないことでしょう。
この結果を踏まえて、自身の日々の生活を振り返ってみるのも良いかも知れませんね。
幸福度の調査は、どんな方法で行われているのか?
ところで「幸福度ランキング」とは、いったい何を基準にして順位を算出しているのでしょうか。
具体的には、健康や文化・仕事や生活・教育を指標に、未婚率や持ち家率・離職率や労働時間、そして、出火件数や病床数・人口増加率など。
また、1人あたり県民所得や選挙投票率・食料自給率など、客観的なデータ集計から総合した序列が「幸福度ランキング」と言われるものなんです。
これらを総合すれば、国内で北陸地方は住みやすい、満足度の高い土地柄と言えるのでしょう。
まとめ
何をもって幸福を感じるかは人それぞれですが、やはり1人でも多くの人が、幸福でいられるような世の中であってほしいですよね。
さまざまな意味で大きな変革期に差し掛かっている日本も、今後は、世界でも高く評価される国のひとつとなることを願うばかりです。