今や全ての人の生活に欠かせない存在になった、スマホを始めとする携帯電話。
癖のように、ついついながらスマホをしてしまう、と言う人は相当数多いのではないでしょうか?
ながらスマホは危ないと知ってはいるものの、どうしてもやってしまう人のために、これがが原因で起こる事故についてまとめました!
そして自分でできる事故対策法を、併せてご紹介しましょう。
ながらスマホが原因の事故件数は、一体どれくらいあるのか?
実際に、警察庁が発表している【携帯電話などに係る交通事故の発生状況】によると、平成20年には、すでに約1,290件ものスマホによる交通事故が起きています。
それが、10年後の平成30年には約2,790となり、約2.2倍にも増えているんですね。
平成25年~30年の間、年平均すると死亡事故は37件も起きているんです。
平成30年だけを見ても、42件の死亡事故が起こっています。
そもそも、車を運転しながらスマホを操作する事自体、道路交通法違反の対象となっているのは、あなたもすでにご存じのハズですよね?
もし、違反した場合は、5万円以下の罰金が課せられる事になりますよ。
「事故を起こさなければ良いんでしょ?」、と言う考えは今すぐ捨てましょう。
実際に起こった事故事例を参考にすれば防止策は見える!
① 車を運転し“ながらスマホ”
最も危険なのは、車を運転しながらスマホをいじって操作する事です。
現実に起こってしまった、事故事例を見てみましょう。
・メールを確認しようとスマホの画面を見ていた際、歩行者の存在に気づかずに衝突。
・通話の着信があり、スマホを操作していた際に車の運転が疎かになり、周囲の状況も把握しないままに歩行者に衝突。
車の運転をしながらのスマホは、死亡事故となった事例が本当に多いです。
自分や自分の家族が、ながらスマホをしていた運転手にひかれてしまったとしたら・・・どう思いますか?
そして、不幸にも亡くなってしまったら・・・。
運転技術に自信があるから、スマホを操作しながらでもちゃんと周りも見えるから、なんて過信はあなたは持たないで下さい!
運転中にもかかわらず「スマホが気になる・電話がしたい」、と言う人もいるかも知れませんね。
そんな人はまず、運転中は自分がスマホに触れなくなるよう対策をしましょう。
通知が来たら気になってしまう人は、運転中は通知が来ない設定にしておく事をおすすめします。
いっそうのこと運転中は電源を切る、と言う手だってありますよね。
仕事の電話だったらどうしても出なければならない、と言う人もいるでしょうか?
そんな場合は、ハンズフリーで通話ができるようにするなど、色々と見直しが必要ですよ。
また、どうしてもカーナビを見たり、触ったりしたくなる時もありますよね?
そんな時も、なるべく目で見ないでも分かるよう、音声で誘導してくれる機能を活用しましょう。
② 自転車に乗り“ながらスマホ”
・スマホを見ながら自転車で走行中、歩行者と接触した。
・スマホに夢中になりすぎて、自らが側溝に転落した。
速度の出ている自転車と歩行者が衝突したため、重大な事故となった事例もあります。
尚、自転車に乗りながらスマホに触るのは、片手運転をすると言う事です。
片手運転になると、運転そのものが疎かになります。
思わぬ事故を招く原因になってしまうのです。
そもそも、自転車に乗っている時は、スマホに触わらないようにしましょう。
スマホを操作する必要がある場合は一旦停止して、自転車を停めた状態で触って下さいね。
③ 歩き“ながらスマホ”
ながらスマホで問題になるのは、車や自転車ばかりではありません。
歩き“ながらスマホ”に夢中になってしまうのも、事故を起こす一因になってしまうのです。
・足元の段差に気づかず転倒し、負傷。
・曲がってくる車や、信号が変わった事に気が付かず車と接触した。
・駅のホームでスマホを操作しながら歩行中、ホーム下に転落した。
・・・などが実際に起こっています。
歩きながらのスマホは、自分で自分を被害者にしてしまう事になりますよ。
もちろん、車や自転車同様、他の人とぶつかって相手に怪我を負わせてしまう事も十分あり得ます。
足元や周囲を、きちんと見て歩く意識を持ちましょう。
まとめ
車を運転している時以外も“ながらスマホは危ない”、と言う事を分かってもらえたのではないでしょうか。
自分に合う、ながらスマホをしなくて済む方法を試してみて下さい。
また携帯電話会社でも、ながらスマホを防止するアプリや機能の開発を行っています。
どうしてもながらスマホがやめられない!あなたは、自分の使っているキャリアで使える、防止機能を活用してみるのもおすすめですよ。