最近の老後に必要な資金に関する報道を見ていると、私も将来のお金について、少しでも増やしたいと思うようになって来ました。
年金受取型のつみたてNISAやiDeCoなどの他に、「投資信託」と言う方法がある事も知りました。
預けた資金を運用してくれるので、初心者でも安全かな?と思ったのですが、実際のところはどうなんでしょうか。
今回、この投資信託に失敗しないために、知っておくべき事を色々調べてみました。
ハマリそうなところに落とし穴!投資信託の失敗例を紹介…避けたい実例
まずは、初心者はどんな事に気を付けて、投資信託を始めたら良いのでしょうか?
先輩諸氏の失敗例を参考に、ここで学ばせてもらいましょう。
・大きな金額で始めない
いきなり大きなお金を使って、単一銘柄などに絞って投資信託を始めると、損失が出た時の痛手も大きいです。
早くお金を増やしたいからと、皆がおすすめする銘柄に「一気につぎ込む!」、これは危ないと言う事ですね。
元本割れをしても、そこまで痛くない程度の金額から始める事が良いのです。
・手数料を確認する
投資信託には、実は手数料がかかるものがあります。
購入時の手数料だけでなく、運用中にかかる手数料「信託報酬」と言うのもあるのです。
この信託報酬は、投資信託を選ぶ時に表記されているので、しっかりと確認が必要ですよ。
・ハイリターンを求めすぎない
「毎月利益を分配します」と言われると、「じゃあ買っちゃおうかな」、と言う気持ちになりますよね。
ですが、利益が出ていない時は、預かっている元本を削って利益分配として戻って来る、なんて銘柄もあるんだそうです。
なので、買おうとする銘柄について詳しく調べ、長く利益が出ている会社だと認識できるまで、購入を避けた方が無難です。
・おすすめを鵜呑みにしない
現代は、おすすめの投資信託の銘柄をネットで検索すれば、たくさんの情報が出てきますよね。
その中で、おすすめされているから、じゃあこの銘柄にしておくかと、すんなり決めるはちょっと危ないかも知れません。
せめてその銘柄がどんな物なのか、他の人はどう見ているのか、多角的に見て決めた方が良いでしょう。
もしかしたら記事が古くて、その時はおすすめ銘柄だったけれど、今良いのは違う銘柄なんだ、と言うことも十分あり得ますからね。
投資信託の仕組みとは?儲けを5万円出すならそれなりの元金と期間が必要!
結論から言うと、年利20%または月利11.7%の商品に300万円掛ければ、月5万円の儲けが出る計算になります。
しかし実際のところは、そう簡単なものではありません。
分配金は貰えるけれど、毎月の基本的な価格自体が下がったために、貰える分配金自体が減って行く、と言うリスクがあるんです。
また、集めたお金の中から分配金としていた場合、解約時には今まで貰った分配金を引いた金額が戻って来る、なんて事さえ十分に考えられます。
利益が出ているように感じていたのに、結局プラスマイナス0だったと言うことですね。
ちなみに、年利2~3%の低い物に掛けて月5万円を儲けようとした場合は、2,000万円以上の元手が必要になって来ます。
こう考えてみると、私のような初心者には、いきなり月5万円儲ける事はリスクが高く、相当頑張らないとすぐ結果は出ないようです。
ゆっくり時間をかけても良いので、慎重に投資信託は始めたいものですね。
まとめ
初心者が投資信託をする時に気を付けたい事、そして儲けについてまとめてみました。
いきなり投資信託で儲けを出す!と言うのは、本当に難しい事なんだと今回良く分かりました。
そして、普通の預金などとは違い、元本割れをする可能性があるのです。
つまり、預けていたお金が減ってしまうと言うことなんですよね。
ただ、普通に預金をするよりも、投資信託の方が若干でも増える可能性があるのも事実。
自分の資金や老後設計と相談しながら、慎重に銘柄を選ぶようにしましょう。