リニア中央新幹線はいらない!開業延期が決定的になったその理由とは?

 

リニア中央新幹線と言うと、現在JR東海が必死に工期を間に合わせようと、
現場の方々と共に頑張っているところでしょう。

 

リニア構想は、以前から飽和気味の東海道新幹線の代わりの新機軸を打ち出したかった事が発想元になっていますね。

このリニア中央新幹線のための工事は、2014年から各地域間で行われています。

 

最難関なのが南アルプスのトンネル工事ですが、無事完成すれば、開業予定の ’27年に品川~名古屋間の営業ができるでしょう。

しかし現状では、もっと後にずれ込んでしまいそうな様子です。

 

また、そもそもリニア中央新幹線はいらないと言う、不要論もあちこちで飛び交っていますよね。

その理由は、地表からトンネルまでの深さが1.4kmと飛んでもない長い距離なのに、工事期間がわずか10年と言うのは不可能と考えられているからです。

 

南アルプスの山の中には、何が埋まっているか、まだ予想できていない点がネックなんですね。

次第に工事期間が延びてしまい、’27年の開業の延長は決定的と考えられているのです。

新型コロナウィルスの影響も、更に輪をかけていますし・・・。

 

そんな未知の中央リニア新幹線ですが、私たちは事前に試乗できるのでしょうか?

また、現在の進捗状況はどうなっているのか、少し詳しく紹介して行きましょう。




 

リニア新幹線への試乗会はあるの?申し込みはいつどこへすれば?

 

まだリニア新幹線が全く貫通していないので、開通予定の区間での試乗はできないのですが、試作車両による試乗会が、山梨県リニア実験センターで行われています。

 

このリニア新幹線試乗会は年に3回行われていて、その都度、JR東海に申し込みが必要になります。

既に2019年の試乗会申し込みは終了し、2020年の予定は未定のままです。

 

通常は年末12月に1回目の申し込みが行われ、2回目が5月~6月、3回目が7月~9月です。

試乗はできないにしても、実験センター内の見学はいつでも可能ですから、お休みの時に見学しに行くのもありでしょう。

 

どこまで進んでる?リニア中央新幹線の工事進捗状況と今後の見通し

 

 

先ほども述べましたが、2014年から1部区間で、中央リニア新幹線用の工事は始まっています。

’15年に山梨県側の南アルプストンネル工事が開始、’16年には起点となる品川駅も着工しました。

 

’27年に開業予定である中央リニア新幹線ですが、一部区間では、まだ競争入札さえ行われていない場所もあるようです。

これを見てもやはり、予定よりも計画の遅れが考えられるでしょうね。

 

また先ほども紹介しましたが、南アルプスの中、1.4km地点をトンネル堀をする訳ですから、どんな状況か良く分かっていないのが現状です。

予定では完成は ’25年となっていますが、今の状況下では、’26年以降にずれ込んでしまうのではないでしょうか。

 

愛知万博の時に着手した飛騨高山道路も、同様にトンネルで悩まされ、万博終了3年後に完成しました。

トンネル工事を手掛けるのがいかに難しいか、顕著に表れてしまったと言う感じです。

 

この事を踏まえて、南アルプスのトンネル工事に何もトラブルがなければ、期間内で完成することでしょう。

ところが、もしトラブルを抱えてしまった場合、工事期間は後ろ側に確実に倒れて行きます。

 

また、問題なるのが、中央リニア新幹線の試運転の日数の少なさも指摘を受けています。

北海道新幹線の時でも、1年以上の試運転が行われていました。

中央リニア新幹線の場合は、予定では ’26年の後半に工事が完了ですから、そこからすぐ試運転に入っても、開業まであまり時間がないことになります。




 

まとめ

 

中央リニア新幹線の開業時期や、工事の進捗状況をご紹介しました。

リニア新幹線は時速500㎞で走り、品川~名古屋間をわずか40分で結ぶと言われています。

 

JR東海としては、’27年の開業には何とか間に合わせたいところでしょう。

しかし、今までやった事のない深度のトンネル工事と試運転の少なさが、ネックになって来そうです。

人命を預かる訳ですから、開業日に間に合わせるのではなく、確実に安全であると確認した段階で開業とした方が良いのではないでしょうか?

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*