車にドライブレコーダーの必要性を感じたあの悲惨な大津の交通事故!

 

今年(2019年)6月、滋賀県琵琶湖畔の交差点で、信号待ちをしていた園児の列に車が突っ込むと言う、悲惨な交通事故を覚えているでしょうか。

この時は、右折車両が直進車を見落とし事故が起きたのですが、これを衝突された側の車のドライブレコーダーは、一部始終を全て録画していました。

 

ドライブレコーダーの記録は、自分が事故を起こした・巻き込まれた時に証拠として採用される事が多いのですが、今回のようなケースにも適用されます。

このことからドライブレコーダーは、思わぬ事故の原因解決に、非常に有効なアイテムだと思います。

 

今回は、車のドライブレコーダーの必要性に付いて、お話しましょう。




 

事故現場に防犯カメラなし!真実を語るドライブレコーダーの映像

 

 

今回起きた園児を巻き込んだ死亡事故で、同じ様な年の子供をもつ家庭では、自分の子と照らし合わせてゾッとしたでしょうね。

増して、現場は普段から交通量が非常に多いのと、右折した先には大型スーパーがある事で、右折レーンには常に車がたくさん並び、渋滞発生が多い場所でもありました。

 

なのに、残念ながら現場には防犯カメラがなく、唯一の証拠がドライブレコーダーだった訳です。

ニュースでも報道されたと思いますが、当初、直進車も過失責任が取られました。

しかし、このドライブレコーダーの映像のおかげで、過失責任がないと判断、不起訴処分になっています。

 

ドライブレコーダー自体が、防犯カメラの役割を果たした事になります。

それによって、右折車両を運転していたドライバーのみが、過失運転致死傷罪で起訴されています。

 

あの映像を見る限りでは、確実に右折車が前の右折車両にくっついて出て行っているのが分かります。

交差点の車同士の事故の場合は右折事故が一番多いですから、ドライブレコーダーの必要性は大きいですね。

 

別の車のドライブレコーダーもあった!押収された記録とは?

 

 

ところで実は、先ほど紹介した衝突された車とは別のドライブレコーダー映像も、
警察は押収しています。

警察は右折車両のドライバーの顔の様子を、別の角度からも調べたかったのでしょう。

 

右折車両のドライバーの顔の向きで、直進車を視認できていたかいなかったか、携帯やオーディオ機器を操作してなかったか、等を詳細に捜査するのです。

時々、事故の映像をニュースで見かけますが、事故が起きるたびになぜ車は人がいる方に向かっていくのか不思議です。

 

いざと言う時のために、ドライブレコーダーを搭載する必要性は、非常に高いと考えるべきでしょう。

証拠映像の有無で、直進車のドライバーの過失責任の有無も、左右される事が分かりましたからね。

 

映像の証拠がなければ、直進車のドライバーは過失運転致死傷罪が適用され、右折ドライバーは、過失運転傷害罪での起訴がされていたかも知れないのです。

“致死” が付く付かないだけでも、裁判では大きな違いがあります。

自分の身を守るためにも、ドライブレコーダー搭載は必須でしょうね。




 

まとめ

 

ドライブレコーダーの取り付けが、いかに必要かについて述べて来ました。

琵琶湖畔の園児達は何の非もないのに、1人よがりのドライバーのために、2名も死亡してしまった訳です。

 

相手がいないだろう・行けるだろうの「だろう運転」は、ドライバーとして認識が甘いですよね。

今回の事故ではドライバーの2人は、確実に運転する事に対しての恐怖感が、トラウマとして残るに違いありません。

 

世の中、車の運転ができる方は大勢いますが、危機察知能力や危機回避技術を習得している方は、非常に少ないと思います。

自分の運転技術に伴った車を持つのが一番ですが、それでも、とっさの判断で車を思い通りにコントロールする事は難しい事です。

ドライブレコーダーや運転サポート装置は、今後、必須になるのは間違いないでしょう。

 

 

 

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