現役途中で仕事を変えるために、退職金をもらって会社を早期退職することってありますよね。
すぐに再雇用されればいいのですが、年度の途中で仕事を辞めてしまい、再就職が思うようにできない場合もあります。
その際は、自分で確定申告する必要が出て来ます。
そうすれば、払いすぎている所得税が還付される可能性があるんです。
お仕事を辞めて収入がなくなった状態であれば、少しでも戻ってくるお金があればうれしいですよね。
必要書類は申告書と源泉徴収票、それに副業がある場合は支払調書も必要になります。
今回は、退職した後の確定申告についてご説明しましょう。
退職金の確定申告が必要なのはいつ?
あなたは、確定申告はいつなのか知っていますか?
それはだいたい、2月中旬から3月中旬までと期限が決まっています。
その年によって違うので、期間については、都度確認をする必要があります。
サラリーマンの場合、毎月の給料明細を見て分かると思いますが、所得税が引かれています。
この引かれた額は、あくまで税金の見込み額なんです。
つまり、多めに払っていることが多いんですね。
年の途中で会社を辞めてしまい再就職もしていない場合は、年末調整をしていないのでそれでは所得税を多めに払ったまま・・・、なんてことになってしまいます。
税務署は税金が足りなければ催促しますが、余分にあるのは特に教えてくれません。
ご自分で気を付けましょう。
だいたいは、確定申告すれば税金が還付されますよ。
ちなみに、失業保険でもらった収入については、所得税がかからないので申告しなくても大丈夫です。
うっかり失業期間中に社会保険料を自分で払っていたら、それも確定申告することで来年の支払額を抑えられるので、安心して下さいね。
退職金制度がある会社にお勤めだった方は、ご自分で確認しながら確定申告を行って下さい。
退職金制度のない会社のでメリットとデメリット
退職金制度がない会社というのは、どのくらいあると思いますか?
だいたい日本の企業のうち、約25%が退職金制度がない会社になります。
企業規模が小さいほど、退職金制度がない傾向にあるように思います。
辞めた後に、退職金が出ないと言うことに不安がある・・・。
そんな思いはありますよね。
しかし退職金が出なくても、悪いことばかりではありませんよ。
では退職金制度のない会社のデメリットと、逆にメリットを簡単にお伝えしたいと思います。
まず、デメリットは何だと思いますか?
それはやはり、退職した時に退職金がないことですね。
もしも、定年後にむけて貯金をしておかなければ、お金がなくて生活できないため、
すぐに再就職して稼がないといけないリスクがあります。
貯蓄が苦手であったり財布のひもが緩いと、老後はゆっくりできないかも知れませんよ。
今度はメリットですが、退職金として払われない分、月々のお給料やボーナスが多くなることです。
退職金は会社が本人の代わりに、月々の給料から少しずつ積み立てるお金になります。
その積立金がない分、もらう給料は多くなりますよね。
また、とりあえず就職はしたけれど、そのうちに転職しよう考えている人に取っても、毎月の給料が多い方が嬉しいと思います。
さらに退職金制度は、もしも会社が倒産した場合、貰えない可能性があります。
それらのリスクがないことも、メリットとしてあげられるでしょう。
もしもあなたの会社が退職金制度がない会社であるなら、退職後から必要になる生活費等の金額を計算して、目標の金額を早めに設定しておいた方が良いでしょう。
まとめ
私が以前勤めていた会社は、退職金制度がある会社でした。
でもその時は、確定申告で税金が還付されるなんて知らず、そのままになってしまいました。
しばらく経ってからそのことを知って、とても悔しい思いをしましたよ・・・。
あなたはそんな思いをすることがないよう、自分の会社に退職金制度があるのかないのか、また確定申告が必要な時期に辞めるのかどうかもぜひ知っておいて下さいね。
後から知っても、遅いのですよ。
悔いが残らないように頑張りましょう。