産後うつは、赤ちゃんを産んだばかりのママに現れる病状です。
赤ちゃんが産まれた1~3週間後に症状が現れるのが一般的。
場合によっては、出産後数ヶ月後や1年以上たってから発症することもあり、若いお母さんなら誰もがかかる可能性があります。
もし、医者に掛かって入院するほど重い症状となった場合、短くても1~2週間の日数が必要といわれるので、深刻な病気であるのは確かですね。
そこで今回は、産後うつになった時の具体的な症状や対応策、また入院した時の期間や治療法について述べようと思います。
産後のうつ病にはどんな症状があるのか?
そもそも、なぜ産後うつになるのかと言うと、自分が想像していた子育てと実際の子育てに、ギャップを感じることで起こる場合が多いのです。
これは私の妻の友人の話ですが、出産後は、四六時中子育てのことで頭が一杯になり、他のことは何も考えられなくなってしまったのだそう。
子育てのやり方に関して、色んなところから情報を得ていたとのことですが、思うようにことが進まないとストレスで、すぐカッとなったりクヨクヨしたんだとか・・・。
彼女は、次第にうつ状態になってしまいました。
一般に産後のうつ病の症状としては、急に悲しくなり泣いてしまったり、気分が変わりやすくイライラしたりします。
長引く疲労感や不眠症、さらに食欲不振などの症状が出る場合もあるようです。
このような症状が長く続くようであれば、まずは一度専門医を受診し、相談しましょう。
また産後うつは、一度回復しても症状が再発することもありますので、ちょっと良くなったからと言っても、すぐに治療を止めないことです。
産後うつの症状は、数ヶ月から数年間も続くことがありますので、早めに対処することをおすすめします。
産後うつになった時の対応策3つ
ではここで、専門医に掛かることとは別に、自分自身でも対策できる方法をお伝えしましょう。
①適度に運動する
産後は運動不足になりがちで、適度に身体を動かさないと気持ちまでどんどん沈んでしまいます。
ですから、日々の生活に軽い運動を取り入れるなど、健康的な生活を送ることを心がけて下さい。
天気の良い日は赤ちゃんとお散歩をして、気分転換すると心身ともに良いですよ。
その際にも適度に休憩を取り、さらに普段から健康的な食生活も心がけましょう。
②自分だけの時間を持つ
赤ちゃんがいるからと言っても、何もかも完璧にこなそうとすれば、自ら自身にプレッシャーを与えてしまいます。
ですから、時には赤ちゃんの世話を誰かに頼み、自分だけの時間を持つことが大切です。
その時は、お出掛けして気分転換するのも良いですし、家でゆっくりくつろぐのも良いですよ。
③誰かとかかわり合いを持ちましょう
出産後は赤ちゃんと二人きりで過ごすことが多くなり、孤独を感じることで産後うつになる方も多いようです。
ですから、時には育児についてパパと相談したり、ママ友と育児についての悩みを話し合うのも大切です。
また、たまにはパパにも育児を手伝ってもらい、ママも一息つくようにして下さいね。
産後うつで入院したら長期間の治療になる可能性も
産後うつと思われる症状があらわれた場合は、自らの対応策も重要ですが、やはり早めに医師の指示を仰ぎましょう。
もし入院が必要と診断された場合、冒頭に述べたように短くて1~2週間、長引くと2~3ヶ月の時間が必要になる場合もあるんです。
治療方法は、普通のうつ病とほぼ同じ。
抗うつ剤などの薬物治療や心理治療があるようですが、薬を服用する場合は授乳を中断しなければなりません。
ですから、その間、家族や周りの人の協力を得ることが重要になります。
入院という事態を避けるためには、普段からリラックスして、
毎日を過ごす環境作りをしないといけませんね。
何より、ママ一人を孤独な立場に置かないことが大前提となります。
私の妻の友人の場合は、幸いにご主人や姉妹・両親の協力を得ることができたため、
通院だけでうつから解放されました。
子育てを辛いものと思わずに、周りの方と一緒育てる体制を作れば、きっと赤ちゃんとの時間も楽しめるようになれるでしょう。