春がやって来て新年度が始まると、自分の子供が進学や就職で、
実家を巣立っていくことも多いですよね?
今まで同じ家に住み、あなたが家事をしていた環境で暮らしていた我が子。
そんな我が子に一人暮らしができるのか・・・。
そんなの心配するなと言うほうに、無理があるでしょう。
特に実家ではあなたが掃除をしていて、子供に掃除の習慣が身についていないのであれば、トラッキング現象の不安も出てきます。
コンセントとプラグの間に溜まったホコリが湿気を吸収し、漏電して発火することをトラッキング現象と呼びます。
・・・床に掃除機はかけてはいても、コンセントに差しっぱなしのプラグの上を掃除している我が子の姿を、母親は残念ながら想像できないようです。
もう心配で心配で、同じ立場なら私の妻も、月1回は掃除に通いたいと思うようですね。
今回は、そんな心配を少しでも減らせるよう、トラッキング現象防止策についてご説明しましょう。
こんなところに潜む「トラッキング現象」の原因
トラッキング現象は、ホコリと湿気でおこる可能性が高いものです。
冷蔵庫や洗濯機・テレビ等、基本的にプラグをコンセントに差しっぱなしの所は要注意です。
さらに、洗面所や台所等、湿気が多くなっている所での使用には、十分に気を付けたいもの。
それから、春夏秋冬の中でも、危ない季節がありますよね?
それは、雨が多く湿気でジメジメしやすい季節、”梅雨時期” がそれです。
梅雨の時期は、トラッキング現象による火災や事故が多くなるので、特に注意をしていただきたいと思います。
そして、ペットを飼っている人も、同様に気を付ける必要があります。
ペットの毛がプラグの上に溜まってしまうことや、コンセントに向かってオシッコする可能性があるのです。
ペットが移動する場所では、できることならばコンセントの差しっぱなしは止めましょう。
ちなみに、プラグをきちんと奥まで差し込まずに中途半端に斜めに刺さっている時ってありませんか?
言うまでもないですが、トラッキング現象を引き起こす可能性大なので、きちんと奥まで差し込まれているか、目視して確認をして下さいね。
こんなに簡単、これで完璧!「トラッキング現象」の防止方法
トラッキング現象の原因について、あなたに理解していただけたと思います。
では、その “防止策を3つ” ご紹介します。
まず1つ目は、定期的に掃除をすることです。
その時に、コンセントがきちんと奥まで差さっているか、などの確認もしておきましょう。
ホコリがないだけでトラッキング現象のリスクは、ずいぶん下がりますよ。
2つ目は、100均などで売られているプラグ安全カバー等を使うことです。
コンセントを差す時に被せておけばカバーの上に埃がたまり、プラグとコンセントの間に溜まりにくいようになります。
掃除をするのがめんどくさいという人におすすめですが、必ず防ぐとは保証していないので、やっぱりたまには掃除をした方が良いですね。
3つ目は、冷蔵庫など常時使っている家電以外は、プラグを差したままではなく、使用後に抜く習慣を身につけることです。
小まめに抜抜き挿すことで、ホコリは溜まりにくいし節電にもなります。
めんどくさいとは思いますが、私はこれをおすすめしたいです。
まとめ
トラッキング現象を防ぐには、とにもかくにも埃をプラグの上に溜めないことが大事です。
慣れない生活では、掃除には手を抜きたいと思ってしまうかも知れません。
しかし、週に1回・・・最悪、年に1回でも良いので、プラグの上に埃がないことを確認してみて下さいね。
その心がけが、トラッキング現象の防止につながりますよ。