現代は、AT(オートマチックトランスミッション)車を運転する人が多いですね。
でも運転好きの人の中には、あえてMT(マニュアルトランスミッション)車にこだわり、運転している方もいると思います。
MT車は値段が安いものもあり、200万円以下なら、乗用車はホンダのフィットやトヨタのカローラ、軽自動車であればスズキのアルトやハスラーなども運転しやすくおすすめです。
MTのメリットは安いだけでなく、燃費が良いとか運転する楽しみを味わえるということもあります。
特にスポーティーカーにMTを選んで購入する人は、”クルマを操る” 感覚を大事にしているんですね。
今回は、これからMT車を運転したい方のため、MT車のクラッチの仕組みや、MT車の運転練習の方法などについて、述べて行きたいと思います。
知っていますか?MT車のクラッチの仕組み
MT車では、運転席の足元にクラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダルが左から並んでいます。
アクセルペダルを踏むとエンジンに動力がいきますが、その動力を車輪に伝える役目をするのがクラッチです。
クラッチペダルを踏んだり離すことで、エンジンと車輪(動輪)をつなぐのです。
完全に踏みこむと、エンジンの動力は車輪に伝わらない状態になります。
ギヤを入れクラッチペダルを踏んでいない時は、エンジンの動力が車輪に送られています。
乗ってみよう!MT車の運転練習の方法
ここでは、MT車の運転練習の方法について見て行きましょう。
1)イメージトレーニングをする
イメージトレーニングはシンプルですが、練習方法としては重要な要素になります。
MT車はAT車と比べると体で覚えることが多く、慣れていない人はパニックになることもあるんです。
そのため、イメージトレーニングを実行することが良い練習になりますよ。
またクラッチ・シフトレバー・アクセルの3つの動作を、ほぼ同時に行うのがMT車は基本的な運転となりますので、それら3つをどのように操作するのかを繰り返し頭の中で思い描いてみるとよいでしょう。
2)必要な用語を覚える
MT車は体で覚えることが多いですが、覚えるべき用語もいくつもあります。
それらの用語が何を意味するのか理解しないと、練習も全く前に進まなくなってしまいます。
これらのマニュアルは教習所に通う場合にテキストとして必ず渡されますので、それらを良く読んで必要最低限度のことを理解して、練習に挑むようにして下さい。
車好きの方なら問題ない部分ですが、車についてあまり詳しく知らない方は特に気をつけましょう。
3)私有地なら運転してもOK?
これは、実はかなり複雑な問題で、一概に練習可能とは言えません。
ネット上でも「私有地なら車を無免許で運転しても問題はない」、と言う意見が見られますが、それは全てのケースで当てはまる訳ではありません。
もし、一軒家の自宅の敷地内にある駐車場で、車の運転をすると言うのであれば、道路に出ない限り問題なしとなります。
ただし、アパートやマンションの駐車場の場合は車が行き来するので、無免許での車の練習はNGとなってしまいます。
周りの状況を見ながら判断しましょう。
安全運転を心がけましょう
今回はMT車のクラッチの仕組みや、MT車の運転練習の方法についてご紹介しました。
MT車には、AT車にはない車を運転する楽しみがあり、購入する際にMT仕様があるかこだわる人もいます。
MT車AT車どちらを運転するにしても走る楽しみを味わい、くれぐれも安全運転を心がけ、無理な運転はしないようにしましょうね。
当たり前のことですが、AT車限定免許しか持っていない方は、MT車は乗れないので悪しからず。