あなたは大丈夫!?過労死統計で分かった恐ろしいデータ

 

昨今は、さまざまなメディアで「過労死」について取り上げられ、大きな社会問題となっていますね。

どうしたら、頻繁に起こる、この不幸な過労死をなくすことができるのでしょうか?

 

今回は、過労死の前兆や症状のチェックポイント、また過労死ラインとも呼ばれている、過労死の基準と言われるデッドソーン時間について統計データから述べて行きたいと思います。




 

見逃すな!過労死の前兆と症状チェック

 

1)寝ても寝ても疲れが取れない

特に責任感の強い方などは無理をして仕事をしてしまい、いくら寝ても疲れが取れない状態となって行きます。

あまりそんな状態が続くとうつ状態になったり、逆にささいなことでイライラするなど生活に支障が生じて来ます。

そういう時は、自分は疲れているということを十分に自覚し、覚悟して強引にでも休みを取った方が良いでしょう。

 

2)心臓や血管など循環器・脳の異変に注意する

あまりに仕事が忙しく過労で倒れた場合、心臓や血管などの循環器系や脳に何らかの異常を起こしていた、と言うケースが少なくありません。

手遅れになったり後遺症が残るような事態になる前に、身体に異変を感じたらすぐに病院を受診し、医師に包み隠さず相談するようにしましょう。

 

3)疲れているのに眠れない

疲れているのにちっとも眠れないということも、誰にでもあるのではないでしょうか。

でも、不眠の症状が長く続くと、徐々に体力を奪い心身ともに消耗するため、仕事や日常生活にも悪影響を及ぼします。

 

こういう場合は、例えば会社の昼休みに少し仮眠をとるなどし、なるべく心身ともに休めるようにしましょう。

実際に眠れなくても、何も考えずに横になるだけでも全然気分が違いますよ。

 

4)何事にも興味を持てなくなる

人は疲れが溜まり過労気味になると、今まで興味があったことに対しても無関心になり、さらには無気力になって行きます。

これは、本人には意外と気づきにくいことですので、周囲にこんな人がいたら「大丈夫?」と、一声をかけてあげましょう。

 

隠された過労死の基準と言われるデッドソーン時間

 

月80時間の時間外労働時間は、一般に「過労死ライン」と呼ばれ、過労死の基準と言われるデッドソーン時間となっています。

 

現在では過労死ラインは80時間、つまり月に20日出勤すると、1日4時間以上の残業または12時間労働とされています。

これは、何らかの身体の異常を感じる前の2~6ヶ月間で、平均80時間を超える時間外労働をしている場合、身体の不調と長時間労働の因果関係を認めやすいと言う目安になっているんです。

また過労による身体の不調を感じた1ヶ月前に、100時間、月に20日出勤で1日5時間以上の、残業・13時間労働を超える時間外労働をしている場合も、体の不調と長時間労働の因果関係が認めやすいとされています。

 

しかし、これはあくまで目安であり、過労死ラインを超えていないと、過労による身体の不調が労働災害と認められない訳ではありません。

 

一般的には、6カ月を平均して45時間を超える時間外労働が行われた場合、身体の不調と業務との関連性は高いとされています。

さらに、労働時間が長くなるにつれてその因果関係はより強まり、過労死ラインに達する程度に至った場合には、因果関係が認められるという流れとなっています。




 

まとめ

 

最初に述べたように、過労死は今や、社会の抱える大きな問題となっています。

過労死は無理をすれば誰の身にも起こる可能性があり、決して他人事ではありません。

 

過労死という最悪の事態を招かないよう、身体の不調に気を付けるとともに、過労死について正しい知識を持つことが大切でしょう。

 

 

 

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